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言葉に気をつける。

 

私にはアカデミックな経歴はなかったから、言葉一つの誤差みたいなものは全く気にしてこなかった人生でした。日常会話は「〜的な」「〜みたいな」「〜な感じ」等大雑把に言いたいことが相手にわかれば、それで何も問題なく過ごして来たわけです。

 

 

ところがどっこい。

多様性教育に関心を持ってからというもの、言葉一つ一つが物事の解釈に相当な影響を与えていることに気が付きました。そして自分の言いたい事にピタッとハマる言葉を見つけた時は、それはもう嬉しくて嬉しくてたまらなくなるのです。

 

多様性を「受け入れる」

 

この言葉を私は今までずっと使って来ました。ひとりのマイノリティがマジョリティに迎合されるよう働きかけるという二者関係よりも、個ひとりひとりが自分らしくいて、周りとの違いを認め合う社会を作りたい。そんな思いで、上記の言葉を使っていたのですが、「受け入れる」という言葉は少し誤解を含むかもしれないなと思い始めました。

「受け入れる」:この表現には一方が上位に立ち、他方を「許す」ニュアンスが含まれています。

多様性を受け入れる、と言うと、なんとなく他文化を認めて「あげる」様にも取れてしまうのですが、文化に優劣はないという考えより本来意図している考えと少しずれてしまいます。

 

そこで最近、ああこの言葉、、、!と思えたのは「寛容」というキーワードでした。多様性に対して寛容である。

これが私の言いたかったことでもあり、生徒にも教えていきたい事です。

寛容はその場から動かないイメージ。そこに存在する何かに let them do soという感じですかね。(やはり言葉に弱い。説明が下手。)

 

とにかく「寛容さ」というのがこれからのリサーチキーワードになりそうです。

 

現在 W. Paul VogtのTolerance & Education: Learning to Live With Diversity and Differentという本を借りているのですが、これまた面白い。

Tolerance (寛容さ)とは何か?これを教えることが出来るのか?という著者の問いから始まり、定義づけを経てディスカッションに入ります。読み終わったら記録つけなきゃ!

 

話が飛びましたが、自分の言いたいことに沿う言葉を見つけるって、こんなに嬉しいことなんですね。

この喜びをもっと早くに見つけてたら、もっと読書好きな子供だったかもしれないな〜。